⑤日本人におけるビタミンD不足が明らかに
 
 赤ちゃんから成人、高齢者に至るまで、日本人のビタミンD不足が明らかになっており、厚生労働省も適切に(関東では冬季では日中の30分間程度)太陽紫外線を浴びること等をもとめている。

 ビタミンDは、通常、二幸を浴びることで皮膚において十分に産生されるため、日照時間の短い地域を除けば、不足の心配はまずありません。しかし、現在社会においては、紫外線の皮膚や目に対する障害作用を恐れるあまり、日光浴をひかえたり、日焼け止めの常用により皮膚でのビタミンDの産生が十分に行われない状況です。

 小児についてもビタミンD不足で起こり得るクル病やO脚、X脚の増加も報告されている。ビタミンDは、多くの魚類、卵黄、一部のキノコなどに含まれるが、普通の食生活でも不足がちになる。

 ビタミンD不足で起こり得る代表的疾患としてクル病骨軟化症の増加の報告や気管支喘息、免疫不全、発達障害、低身長、痴呆疾患などとの関連もほうこくされ、発達途上にある乳幼児ではとりわけ心配される。

 乳児では、母乳中にはビタミンDほとんど含まれず、5~6か月頃に離乳食に移行できていない場合や鶏卵アレルギーで食物制限の必要な場合には特に不足が心配される。また、紫外線の皮膚への悪影響を防ぐために、日焼け止めの利用も日常化しており、皮膚でのビタミンDの産生が少なく、食事やサプリメントからの補給が必要です。

 当クリニックでは、栄養指導の一環として医療機関用のビタミンDサプリメント(Baby D 200、1滴=5.0μg)も用意しています。受付で相談ください。