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こどもの病気ナレッジノート

Knowledge

⑥マイコプラズマ感染症

小児の病気

はじめに

ほぼ年間を通して見られが、学童期に好発し、飛沫感染で、学校や家庭で集団発生することも多い。

症状

発熱で発症し、痰の絡んだ咳が出てくるが、鼻症状は軽微なことも多い。熱と咳が持続し、数週間に及ぶことも多いが、全身状態はあまり侵されないこともある。また、発疹、中耳炎、血小板減少性紫斑、ときに髄膜炎や心筋炎など多彩な症状を呈することもあります。

病因・病態

マイコプラズマは細胞壁をもたずウイルスと細菌の中間の性質を示す。いわゆる風邪の原因となりますが、下気道感染(気管支炎や肺炎)を起こしやすい。潜伏期間は2-3週間と長い。

検査・診断

CRP(急性炎症反応)は軽度から中等度陽性を示す。白血球は明らかな増加は認めないが、好中球の増加を伴うことが多い。聴診上肺炎時に聴取されるラ音を認めないが、胸部レントゲンを撮影して初めて肺炎を認める場合もある。通常の治療が奏功しない場合には胸部レントゲン検査が必要となる。確定診断には、血清学的検査でマイコプラズマ抗体の上昇を確認する。

治療

細胞壁をもたないため、マクロライド系抗生剤が有効です。一般には7日から10日間と少し長く服用します。