⑬乗り物酔いを防ぐには
ポイント
酔い止め薬を使う前に、前日は十分に睡眠をとり、リラックスすることが大切。不安を和らげ、リラックスするために前もって(乗車30分前頃)酔い止めを服用すると効果的です。
症状
顔色が悪くなり、冷や汗をかいたり、吐き気・嘔吐がでたりします。
原因・病態
乗り物の揺れや加速に対して、主に、耳にある三半規管と目からの情報のズレから脳内の混乱が生じて、その結果自律神経が乱れ、吐き気などの様々な症状をおこす。
予防
前日は十分な睡眠をとる。本など静止しているものを見ないで、リラックスできるような服装と姿勢(進行方向に向いた座席でリクライニングを使う)で遠くの景色を見ながら過ごす。窓を開けたり、皆で会話を楽しむ。また、食べ過ぎたり、逆に空腹はよくありません。
予防薬
不安なら乗車前30分頃に酔い止めを使いましょう。薬自身の効果だけでなく薬を飲んだということで安心できます。子どもの場合抗ヒスタミン薬が使われます。