⑪日本脳炎ワクチンについて
はじめに
ヒトからヒトに感染することはなく、感染した豚などから、蚊(主にコガタアカイエカ)を介してヒトに感染します。ごく稀に発病し、脳炎(症状として高熱・頭痛・嘔吐・光過敏・意識障害など)を起こし、死に至ることもあります。最近では10人未満しか西日本を中心に発病しませんが、アジア地域では、まだまだ多くの発症が認められます。
接種対象
Ⅰ期(基礎免疫):生後6か月~90か月未満。Ⅱ期(追加免疫):9歳~13歳未満。
平成7(1995)年6月1日~19(2007)年4月1日生まれの方で、ワクチン接種が完了していない場合。
接種方法
標準として3歳児に初回接種として、通常1回0.5mLずつを1~4週間の間隔で2回接種。初回接種後おおむね1年後に1回の追加接種。追加免疫(Ⅱ期)として9歳~13歳未満に1回接種で完了。特例の方への接種もこれに準じて行います
副反応
重篤な副反応の報告はなし。発熱:7.6%、注射部位紅斑(発赤):7.0%、注射部位腫脹:3.2%に認められた。発熱は接種翌日までに出現し、1日程で解熱する。
特例の方へ
予診票の請求などお問い合わせは各保健センターあるいは区役所へ(世田谷区の場合は世田谷保健所健康推進課:5432-2445)。