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こどもの病気ナレッジノート

Knowledge

男性に対するHPVワクチン

予防接種

はじめに

HPV(ヒトパピローマウイルス)は皮膚や粘膜に感染するウイルスで、主に性行為により感染します。 子宮頸がんや性感染症の原因となることが有名ですが、中咽頭がん・肛門がん・膣がん・外陰がん・陰茎がんにも関与しています。

このため、男性がHPVワクチンを接種することは、自身のがんを予防することはもちろん、性行為によるHPV感染からパートナーを守り、子宮頸がんの予防にも繋がります。

海外をみても男性がHPVワクチン接種対象となる国が増えており、早期から接種を開始していたオーストラリアでは2030年代には子宮頸がんが撲滅されるといわれています。

接種費用助成

世田谷区ではHPVワクチン男性接種費用助成があります。

助成対象者:世田谷区に住民登録のある小学6年生から高校1年生相当の年齢の男性

助成回数・金額:全3回、全額公費負担(費用の自己負担なし)

対象ワクチン:組み換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(ガーダシル®)
※男性への接種では4価(ガーダシル®)、9価(シルガード®9)が使用できますが、助成の対象になるのは4価(ガーダシル®)のみです。

標準的な接種間隔:1回目の接種2か月後に2回目の接種を、1回目から6か月の間隔をあけて3回目の接種をうけます。

※経過措置として高校2年生相当年齢まで助成がありますので、詳しくは世田谷区のホームページをご確認ください。経過措置は令和7年度限定です。

主な副反応

接種後の発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などがあります。接種部位の異常や体調の変化、さらに高熱、けいれん、長時間持続する激しい痛みなどの異常な症状を呈した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

予約方法

ご希望の方は電話・受付で予約をお取りください。

接種は強制ではなくご本人の意思に基づき受けるものです(任意接種)

さらに詳しい情報を知りたい方は世田谷のWebサイトもご覧ください

女性のHPVワクチンについてはこちらをご覧ください。