Kあせも(汗疹) 


【ポイント】予防が大切。汗をかいた場合、できるだけ早く拭き取ったり、行水・シャワーで洗い流す。

【症状】大汗をかいた時に、発汗場所に、小水疱・小丘疹が出現する。痒みを伴うこともある。はあましかし、汗の皮膚内への貯留により湿疹を併発することがあり、その場合は痒くなる。

【病態・原因】汗の排泄管である汗管が閉塞し、汗が皮膚の外に出られずに汗管外(皮膚内)に漏出することで発症する。皮膚から浅いところでの閉塞では、水疱が形成され、水晶様汗疹となる。痒みは少なく、23日で軽快する。皮膚の深いところでの閉塞では、丘疹が形成され、紅色汗疹となる。この場合湿疹性変化や痒みを伴うことが多い。

【診断】大汗をかいたエピソードから疑う。汗をかきやすい部位に、同じような発疹が多発します。よく見ると毛穴に一致しません。

【治療】原因の除去が大切。行水・シャワーの後に、部位をよく乾燥させて、亜鉛華軟膏やカチリ(など吸水性の外用剤を塗布する。湿疹様変化を伴う場合には、ステロイド外用剤が必要な場合も多い。軽く扇風機をかけるたり、冷房を効かせたりすることも必要です。

Back